2021年11月20日土曜日

手さぐりでまなぶvol.1「ジェンダー」レポート③

1114日(日)手さぐりでまなぶvol.1「ジェンダー」第3回を開催しました。今回の講師は学芸員で美術評論家でもある穂積利明さん。テーマは「アートの中のジェンダーとセクシュアリティ」です。ジェンダーやクィアアートについてお話を伺いました。


前半はジェンダー編です。まずはジェンダーとアートの歴史について。優れた作品を残しながらも歴史に埋もれてきた女性作家やその作品、女性がキュレーションしたジェンダーがテーマの展覧会などを紹介していただきました。アメリカの美術館、博物館で展示されている女性作家の割合は
13%程度だそうです。


女性キュレーターによる展覧会のカタログを穂積さんが持参してくださり、休憩時間に見せてもらいました。



後半はクィアアートについてです。LGBTQの当事者である作家やその作品などを紹介していただきました。例えば、ゲイであるアーティストがそのセクシュアリティをテーマに作品を制作したりパートナーの存在が作品に暗示されていたとしても、男性であるが故に評価はされるが、解釈にセクシュアリティが入っていないことが多くあるそうです。さまざまな視点で作品を考えるときに、セクシュアリティについても考えると鑑賞の幅が広がりそうです。


最後に、参加者の皆さんからの感想や質問コーナーです。

セクシュアリティを前提に作品を見ることが、バイアスをかけることに繋がるのでは、自然と男性のフラットな作品を好んでいた、など、皆さん今回のレクチャーで色々と考えることや感じることがあったようです。








ジェンダーを知ることは幅広い立場の人のこと、他人について考えることだと穂積さんが仰っていたのが印象的でした。

穂積さん、貴重なお話をありがとうございました。次回は1月22日(土)開催予定です。どうぞお楽しみに!




2021年11月6日土曜日

シンクスクール2021制作コース前期展、11/15(月)より開催!



現在、シンクスクール制作コース
5期生は、生徒それぞれが前期展にむけて作品制作に取り組んでいます。この度、前期に学んだ経験を発表する前期展を行います。制作コース5期生8名による半年間の学びの成果と新たな挑戦を是非ご高覧ください。


シンクスクール2021制作コース前期展

制作コース5期生|飯田こころ、上牧晏奈、内田里沙、

金井遼介、坂本敦、田中恵子、山口哲志、吉田千花


会期|11/15(月)~11/26(金)11:0019:00

会場|眺望ギャラリーテラス計画(北2西4 赤れんがテラス5F

お問い合わせ|011-211-4366terracekeikaku@gmail.com

主催|札幌駅前通まちづくり株式会社

共同企画|一般社団法人PROJECTA


※ 11/17,11/24は、貸切のため15:00以降入場できません。

会期は変更になる場合がございます。

最新情報はテラス計画のHPをご確認ください。