2021年7月15日木曜日

手さぐりでまなぶvol.1「ジェンダー」レポート①

7月10日(土)手さぐりでまなぶvol.1「ジェンダー」を開催しました。その模様をお伝えします!

第1回目は「ジェンダーで考えてみよう」と題し、北海道大学教授の瀬名波栄潤さんを講師に迎えました。
前半の1時間はレクチャーです。性には生物学的(セックス)・社会的文化的(ジェンダー)・性行動や性傾向(セクシュアリティ)の3種類がある、という基本的なところから、最近ではSOGIESC(ソジエスク)という4つの用語で説明されること、性自認や性表現、ジェンダーの歴史や運動など、盛りだくさんの内容を大変わかりやすく説明してくださいました。


後半はワークシートを使ったグループディスカッションです。まずは自己紹介から。この勉強会を仕事に活かしたい人、モヤッとしているジェンダーについて学びたい人、参加理由はさまざまです。



次にワークシートの質問についてジェンダーを軸に考え、話し合い、参加者一人ひとりが特に関心のある質問にコメントしていきます。「自分の人生は自分でコントロールできている」、「政治では何も変わらない」など、ジェンダーを軸に考えると、改めてジェンダーがあらゆる場面に関わっていることがわかります。最近話題の夫婦別姓については、今回の会場でも盛り上がったテーマの一つでした。




「徴兵制を導入した場合、男女平等に兵役につくべきだ」という質問では、瀬名波先生からジェンダーについて配慮すると、おいしい所とおいしくない所がある、というお話がありました。男女共にこうあるべき、という考え方を見直す中で、それに助けられていることも多いな、と気付かされます。それぞれの特性を活かすこと、特性はこうだと分けること、どこに線を引いてどのようにバランスを取るのか?難しい問題ですよね。


それぞれの質問について、性別や年齢など、さまざまなパターン毎に回答データが見られるサイトも併用しながら意見が交わされ、時間を惜しみつつも勉強会は終了しました。
ジェンダーという難しいテーマについて楽しく教えてくださった瀬名波先生、ご参加のみなさま、どうもありがとうございました!
次回は9月に開催予定です。興味のある方はぜひご参加ください!