アイデアのかたち展2|五十嵐淳
本展は2014年10月に開催したアイデアのかたち展の第2弾です。人が何かを想像したり、制作する「かたちになる前のかたち」を展示し、ものごとが出来上がるまでのプロセスを覗き見ることが出来る展覧会です。今回は、建築家の五十嵐淳さんをお迎えします。
現代の建築は機械的に見え、
あたかも機械が自動的に作っているかのような気がしてしまう瞬間があるかもしれません。
しかし建築は今でもたくさんの人の手によって原初的な手順により作り出されています。
その建築を考えだす過程もまた原初的な人の手によって生み出されていきます。
今回の展示では、一つの住宅の思考プロセスを展示します。
スタディの細かなやり取りが記された生々しいスケッチによる変化をみながら、
原初的な創作過程をご覧いただきます。
また会期中、テラス計画で設計のプロセスそのものを公開します。
毎日、変化していく作業の過程をご覧いただくことで、
建築が膨大な手作業により生み出されていくのかを、
感じて頂けるような展示になればと考えます。
会期|2016年4月8日(金)~6月1日(火)6月14日(火)延長しました
時間|10:00~20:00
会場|眺望ギャラリー[テラス計画]
住所|札幌市中央区北2条西4丁目
赤れんがテラス5階(3階で直通EVに乗り継ぎ)
主催|札幌駅前通まちづくり株式会社
TEL|011-211-6406|mail|terracekeikaku@gmail.com
五十嵐淳|1970年北海道生まれ。1990年北海道中央工学院専門学校卒業。1991-95年BEN建築設計事務所勤務。1997年五十嵐淳建築設計事務所設立。主な受賞に、2003年第19回吉岡賞(矩形の森)、2005年 BARBARA CAPPOCHINビエンナーレ国際建築賞グランプリ、2005年JCDデザイン賞優秀賞、グッドデザイン賞(大阪現代演劇祭仮設劇場)、2007年JIA環境建築賞優秀賞(Annex)、2009年JIA北海道支部住宅部会大賞(間の門)、2010年第21回JIA新人賞(光の矩形)など。著書に、『ディテール別冊 五十嵐淳/状態の表示』(2010年、彰国社)がある。